癌を放置するとどれくらいの人が死ぬのか

このグラフは、2018年厚生労働省調べのデータ。人口10万人あたりの癌診断数(癌発見数)で、男性の方が女性よりも多い。癌診断数の各年齢の数字をすべて合計すると49,579人で実に2人に一人が生涯に癌になる。当然これを放置すれば、いずれ癌で死亡する。癌死を防ぐにはクオリティーの高い癌検診を受けて早期に発見するしかない。もし癌検診を受けなければ体に症状が出てから病院に行くことになり多くの場合は進行癌で命は助からない。しかし、恐ろしいことに日本の成人男女約1億人の内で1年間に一度も健康診断を受けていない人は3600万人にものぼる。癌の診断を受けていても診断の方法を吟味しないと例え進行癌でも発見できない。皆さんが健康診断でよくやる大腸癌の便潜血診断(大便の表面を引っかき溶液に突っ込む方法)が陰性だった人が新規の大腸癌患者の約4割をしめる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

error: Content is protected !!