同様にNHKの特集によると塩分の取りすぎは高血圧、胃がん、脳梗塞、腎不全、尿路結石、骨粗鬆症を引き起こしやすくなる。塩分摂取量の多い秋田県では胃癌が全国一位で、逆に少ない沖縄は47位となっている。イギリスは2003年から2011年の８年間で心疾患と脳卒中の死亡数が４割減少したが、これは国策としてイギリスの食品基準庁がパン、ケチャップ、ポテトチップス、チーズ、ソーセージなど85品目の減塩目標を定めて食品メーカーに達成を促した。当初はメーカー側も減塩で製品が売れなくなることを心配したが、少しずつ減塩することで消費者に気づかれることなく減塩を達成した。これによってイギリス人一人あたりの塩分摂取量は１g以上減少して好成績に繋がった。たった1g少なくするだけでこれだけの効果がでる。日本人は世界でも有数の塩分の摂取量が多い国で１日に一人当たり12g以上を摂る。アルゼンチンでは7gである。確かアフリカのマサイ族は1.5ｇだったと記憶している。高度に精製された砂糖、塩、米、小麦など体に必要なものだが摂り過ぎには注意が必要か。